2010年10月1日金曜日

選挙:伊万里市長選 候補者の横顔 /佐賀

 黒澤明記念館問題などを争点に舌戦が繰り広げられている伊万里市長選。2人の候補者の横顔を紹介する。【原田哲郎】(届け出順)
 ◇「さらに伊万里を元気に」??塚部芳和候補(60)=無現
 2期8年の実績の上に立ち「さらなる伊万里の元気をめざす」。特に人?産業?地域が元気なまちづくりに力を入れる。
 「誠実?行動?実行」をモットーに(1)子育てと教育応援(2)産業の発展と雇用の拡大??など五つの重点施策を公約として掲げる。
 中でも有田共立病院と伊万里市民病院の公的病院統合を重視する。「高度救急医療を提供して市民の健康と命を守る」と力説。「国の補助があり、市民への増税はしない」と熱っぽく語った。
 11歳で父を亡くし、家業のいりこ製造業を手伝うなど苦労が多かったが、その幼少期の体験が市民の目線につながっているという。73年に市役所入りし、28年半を職員として過ごした。
 趣味は野球。市役所チームの主将や監督を務め、全国大会にも出た。市長在職中に市内から2校が甲子園出場。「私の運は市の運」と笑顔がこぼれる。
 健康法は30分3キロのウオーキング。体を動かすのが好きだから愛犬の散歩も日課。妻と2人暮らし。
 ◇「将来に希望持てる街を」??曽場尾雅宏候補(45)=無新
 「今の市政には良い方向への変化がないので決意した」と出馬理由を語る。12年前の伊万里市長選に立候補し敗れたが、市政への思いは変わらず持ち続けてきた。「伊万里を変えよう」がキャッチフレーズ。
 市の借金は562億円、実質公債費比率は20?8%で県内ワースト2。「北海道夕張市のように財政破綻(はたん)するのは間近」と指摘する。「子供たちに借金を残さないためにも今が大切」。黒澤明記念館建設は中止し、寄付金と市支出金の返還を求める。
 96年に税務署長として赴任したのが伊万里との縁。海あり山あり、焼き物も知られる街を古里と言える市民をうらやましく感じた。その仲間に入り「将来に希望を持てる街にしたい」。
 趣味は合唱と茶道。合唱はトップテナーを担当し「私より高い声の人はめったにいない」。走るのも好きでフルマラソンの経験も。
 座右の銘は「ガラスの心と鋼の心を併せ持つ」。司法修習生の時の教官の言葉だ。妻と娘の3人家族。

4月7日朝刊

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引用元:三國志 専門サイト

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